月光のゴブレット

夏休み前に、師匠のけんじさんに作ってもらった三日月のゴブレット。

私は月が好きです。あの、透き通るような光を放つ沈黙のような存在が、ミステリアスで美しい。

 

 

月の光を浴びると気が狂うと言うことから、ルナティックは狂気。

降り注ぐ眩しい太陽の光とは逆で、包み込むヴェールの様な冷たい光。でも、月の光は、太陽の光を反射している

光なのです。だから、太陽がなくては、月も輝かない。

 

光を受けてきらめくのはガラスも同じ。光を受けて美しく光る。

どうか、光を失いませんように。

いつも、私の周りには光が溢れ、私の作る作品を浮かびあげてくれますように。

私は来年、目の手術をしますが、きっと光を取り戻し、もっと輝く作品を作るつもりです。

薬品アレルギーが酷いので、使う薬の問題もあり、入院しなくてはいけません。

それでも、私は強運だと信じています。

 

2020年10月には、京都の清水で2回目の展示を予定しています。ジュエリー作家のKANAちゃんとのコラボ。

『夜香華』という題名で、副題は『夜会のためのガラスとジュエリー』です。

『夜香華』という香りも作り、お客様に差し上げる予定です。

もっとよく見えるようになって、素晴らしい作品が作れますように。