2020年10月は、再び京都での展示です

世の中は大変な事になっていますが、足下に注意しながらも、遠くの地平線を見る必要があります。

今、すべき事は、今を乗り切りながら、未来につなげる事です。

ぶれない自分と、揺るがない理想。何度もノックダウンされ、それでも8カウントで立ち上がった人生を振り返り、

何故ここまで来れたのかを考えました。

 

香りの仕事をしていた若い頃は、冷蔵庫の中の大量の香料を愛し続け、もし、何もかも失ったら、

そして死んだら、墓の上にこの香りを全部ぶちまけてくれと言い続けていました。

 

そして今、私は最後に眠るガラスの城を造っているのです。

情熱と憧れ。これを失ったら、私はクズ。お金は無くなっても、魂は不滅です。若い頃、全てを失っても、

そのプライドだけは売らなかった。そして私は、多くの愛を得ました。

10月に京都で再び展示の予定です。

 

今回、揺るがぬ信念を、至高の美学に変えた作品を作り始めています。以下は、お香立てと花器。

 

 

 

 

 

作品には、作者の心が表われます。私の心は、神のものです。神がかり的な作品。それは、見たこともないような

美しい作品です。作品作りにおいて、正義というものがあるのなら、それは美学です。

そして、自分が本当のアーティストだと言うのなら、全てを失っても、作品を作ることだけを考え、

他のものはそぎ落としてもいいのだと思います。

 

私は、孤高の作家で結構です。他に、一体何が必要なのでしょう?

作品の作れる場所があるのなら、何処へでも行く。

私の入魂の作品は、香りであれ、ガラスであれ、いつも愛されると、結果を出しています。

 

そこにあるのは野心では無い。大志でも無い。ただの創作願望です。それが、アーティストである証です。